みなさんお久しぶりです。
気がつけば雨降る音が耳に心地いい、6月は梅雨の季節に入りましたね。

5月19日(水)〜5月30日(日)にかけて開園していた『十ノ瀬 藤の郷(とのせ ふじのさと)』も無事終了し、大変な状況にも関わらずたくさんの方にお越しいただきました。
改めてありがとうございます。

私スタッフふくも開園前の準備から関わらせていただき、土日は実際に現場スタッフとして藤の郷に足を運んできましたが、小さな藤園に咲き乱れる色とりどりの藤の花を目の前にすると、その美しさと儚さに思わず心を奪われてしまいました。

そんな『十ノ瀬 藤の郷』について、これから前編と後編に分けてその内容をお伝えしていこうと思います。
前編の今回は開花状況の移り変わりや園内の様子についてお届けしていきますので、実際にお越しいただいた方はもちろん、来園がかなわなかった方にもお楽しみいただけると嬉しいです。

控えめな3〜4分咲き

開園初日の5月19日(水)は曇り空で時々雨降りのお天気にも関わらず、多くの来園者で賑わっていました。
まだ葉の部分が多く、藤の色づきもうっすらとしているのが印象的ですね。

4〜5分咲きの中にひっそり隠れる6〜7分咲き

開園2日目の5月20日(木)は、昨日よりも多くの方にお越しいただきました。
藤の花も4〜5分咲きに変わり、一部日当たりのいい場所では6〜7分咲きのところもあったりと、開花の移り変わりが楽しめる1日でした。
葉の緑色と藤の色のコントラストがなんとも美しいですね。

満開の藤の花と田に映る藤の花

開園してから初めて迎える週末(5月22日、23日)に藤の花は満開を迎えました。
白やピンク、紫に色づいた藤の花が、来園者を甘い香りで誘惑するように迎えます。
藤の花に近づくだけで、触れずとも花びらの柔らかさが伝わるようで、そっと顔を近づけるとふんわり香る藤の花に私も思わずどきどきしてしまいました。

また風もなく晴れた日には藤園の目の前にある田んぼに、まるで『逆さ富士』ならぬ『逆さ藤』のような風景を楽しむこともできるんです。
携帯カメラや一眼レフを片手に撮影を試みる方々も多く見受けられました。
(画像の『田んぼ』を含んだポストカード3枚セットはこちらからお買い求めいただけます)

散りゆく藤の花

満開を過ぎて開園から1週間目となる5月25日(火)は、少しずつ散っていく藤の花の様子を眺めることができました。
この日は風が強かったこともあり、上の方の花びらから少しずつ散り始めています。

盛りを過ぎたあとだからこそ見られるこの風景もまた乙なものですね。

最後の週末、水たまりの中の藤の花

最終日目前の5月29日(土)は雨が降ったり止んだりの気まぐれなお天気で、中でも15時頃から降り出した鉄砲雨の光景は今でも印象に残るくらいに凄まじいものでした。

雨が止んだあとの藤園には無数の水たまりが出来ていて、そこに反射して映る藤の花は手を触れることが出来ないからこそより一層幻想的に見えます。

また藤園のすぐ裏にそびえ立つ十ノ瀬の山にはぼうっと靄がかかっていて神秘的でした。
今年最後の『十ノ瀬 藤の郷』にふさわしい週末になったように思います。

短い開花期間だからこその美しさ

昨年は新型コロナウイルスの影響を考慮し止むを得ず開園を中止いたしましたが、今年は感染対策を徹底し、大館市内はもちろん市外からも1万人を超える多くの方々にご来園いただきました。

1年間でたったの2週間ほどしか見ることができないからこそ感じられる儚さ、美しさに心を惹かれてしまうのかもしれませんね。

次回の後編では『十ノ瀬 藤の郷』に来園いただいたちょっぴり(?)珍しい方々についてお届けする予定ですので、こちらも楽しみにしていただけたらと思います。

少しでも藤の花の魅力が伝わっていますように。
ではでは!

スタッフ ふく

(開花情報についてさらに詳しく知りたい方は、こちらに詳細が載っておりますのでぜひ併せてご覧ください!)