みなさんこんにちは。
大館もグッと冷え込み、いよいよ雪が降り始めましたね。
今回は11月27日(日)に開催した『草刈りピクニック【花芽の剪定編】』の様子についてお伝えしていきますよ!
藤の郷はすっかり冬支度
5月の開園期間には色とりどりの花を咲かせ、7月の『草刈りピクニック【ツル剪定編】』では、辺り一面緑の葉っぱに覆われていた十ノ瀬藤の郷。
4か月以上ぶりに訪れると、藤の木たちはすっかり葉を落とし、見事に冬の姿へと様変わりしていました!
この日の大館市の最低気温は0度。
とても寒く、さらに時折雨も降る中での開催だったため、参加者たちはしっかり防寒対策をして作業に挑みました。
樹形を整え、美しいバランスで咲かせるための「冬の剪定」
前回同様、まずは藤園のオーナーである津島嘉弘(つしまよしひろ)さんに、剪定方法を教えてもらいます。
花芽をつきやすくするために行った夏の剪定と違い、今回は樹形を整えて見栄えを良くするための剪定。
葉っぱになる葉芽はできるだけ切り落とし、花芽が多すぎるところはバランスを取るために減らしていきます。
長すぎる枝や、伸びる方向が良くないものは容赦なくカット。
咲いた時の姿をイメージしながら、藤の木を形作っていきます。
自分のセンスを信じて剪定に挑戦!
花芽と葉芽の見分け方や、切り方のコツを津島さんに教えてもらいつつ、剪定作業を進めていく参加者たち。
自分のセンスで樹形が決まるというドキドキ感を味わいながら、5月に見た美しい藤の姿を思い出して、それぞれにイメージを膨らませていきます。
お互いに相談したり、津島さんに助けを求めたりしていた参加者たちも、作業を進めるうちにだんだんイメージが湧いてきた様子。
コツを掴むにつれてどんどん波に乗っていきます。
後半はみんな集中してもくもくと手を動かしていました。
思わぬお客さんの姿も
作業に没頭していると、どこからか「キイキイ」と騒がしい声が。
参加者たちが目を向けると、そこにはなんとニホンザルが二頭!
十ノ瀬藤の郷の裏山から下りてきた彼らの狙いは、藤園の端にある柿の木だったようです。
器用にスルスルと柿の木に登り、人間たちの視線も気にせず悠々と柿を食べていました。
食べ終わると、満足そうに走り去っていった猿たち。
山道の脇にある十ノ瀬藤の郷らしい、ちょっとした事件でした。
来年の開花が楽しみ
津島さんいわく、今年は花芽の数も多く、しっかり膨らんでいるようだとのこと。
来年は今年よりもたくさん咲くのではないかという津島さんの予想を聞いて、参加者たちも期待に心が躍ります。
季節によって移り変わる姿を見届け、自分で手を入れたことで、十ノ瀬藤の郷への愛着がいっそう高まる体験でした。
来年の5月が楽しみですね!
ではでは、またお会いしましょう!